有限責任事業組合フリーターズフリーからの大事なお知らせ
有限責任事業組合フリーターズフリーは、2007年6月に「フリーターズフリー」1号を創刊して以来、皆様にながらく支えられてきましたが、今年の3月末日を持ちまして解散の運びとなりました。
フリーターの当事者が声を出す、そんな雑誌も本も1冊も出ていない頃に、この本は創刊されました。「本当にそんな本が成立するのか?」といわれていた時代から、ワーキングプア、反貧困の動き、リーマンショック後の派遣村と続き、私たちの問題提起は以前よりは受け入れられるようになりました。そして昨年の東日本大震災および東電福島第一原発の爆発事故といった激動の状況のなかにいま、私たちはいます。
この状況の中で、私たちメンバー一人一人の方向性の違いが明らかになり、フリーターズフリーとして結集するよりも個々で活動し、おのおののやり方で個人と社会を問うことをよしとした結果、解散という道を選ぶに至りました。
この「フリーターズフリー」の活動は、私たちにさまざまな出会いをもたらしてくれました。「フリーターズフリー」が問おうとしてきた課題はまだまったく解決していませんが、この場が与えてくれた出会いを財産に、私たちはあらためて当事者として声を上げていこうと思っています
今後ですが、任意団体「フリーターズフリー」として生田武志・栗田隆子で改めてスタートを切り、ながらく休止していたフリーターズフリー3号製作に取り組む予定です。なお1号・2号のウェブ販売はこの場で継続いたします。
今まで、わたしたちの活動を支えてきていただいた読者の皆さん、シンポジウムなどに来ていただいたみなさんに、心から感謝いたします。また、編集・出版においてほとんど素人であった私たちを支えてくれた人文書院の松岡隆浩さん、デザインを担当してくださった戸塚泰雄さん、書店の皆様、その他、支えて下さった皆様に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
フリーターズフリー1・2号の購入は従来通りネットから可能です。在庫僅少ですので、ご購入されたい方はお早めに申込みお願い申し上げます。
綾屋紗月さんの論文
フリーターズフリー3号刊行の遅れにより、原稿を寄せていただいた方には大変ご迷惑をおかけしております。この場をお借りして、改めてお詫び申し上げます。
その中のお一人でもある綾屋紗月さんの(刊行の遅れによってFF3号に掲載させることができなくなった)論文をお詫びの気持ちを込めて、この場で紹介させていただきます。
隙間に立ちあがるもの
―ノイズ・ノリ・熟議―
綾屋紗月
http://manazashijam.web.fc2.com/pdf/ayayamoon20100510.pdf
JAM〜新しいまなざしを考える会〜
http://manazashijam.web.fc2.com/index.html
2010/05/10
フェミニズムはだれのもの?―フリーターズフリー対談集発行!
フリーターズフリー3号の発行が大変遅くなっております。
お待ちくださっているみなさま、申し訳ありません。
3号に先行して、「フェミニズムはだれのもの? フリーターズフリー対談集」が発行されます。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/npb.htm
目次は下記のとおりです。
(1)“おひとりさま”と“フリーター”は手を結べるか 上野千鶴子/貴戸理恵/大澤信亮/栗田隆子/杉田俊介
(2)労働にとって「女性」とは何か 村上潔/生田武志/栗田隆子
(3)性≒暴力≒労働のなかで――堅気の仕事はどこにあるのか?鈴木水南子
/栗田隆子
(4)草食系男子と性暴力 森岡正博/杉田俊介
(5)フェミニズムとカトリックの間で 生田武志/大澤信亮/栗田隆子/杉田俊介
この対談にご参加いただいた方々に改めて感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。
決してあたりのよい対談ではありません。「フェミニズム」は誰のものなのか、誰のいかなる力(権力も含めて)となっているかを問うことは男-女関係のみならず女性同士であっても、(良くも悪くも)緊張を生むものであることが改めてわかりました。そしてそれは、きわめて身近なフリーターズフリーメンバー内の緊張関係をも生むものでもありました。
いたらぬところもありますが、これらの対談から始まるもの―それは決して和やかな関係だけではない―をどこまでも大切にしていきたいと思います。そしていつもセンスよく(今回はそれに加えて「怖さ」もある)本のデザインをしてくださる戸塚泰雄さん、ありがとうございます。この本の装丁を皆さんにお見せできるのもとても楽しみです。そして根気強く仕事をされる編集の松岡隆浩さんに感謝申し上げます。
追伸:「フェミニズムはだれのもの?」という同タイトルの本が既に存在していることに、タイトルを決めたあとに判明・・・違いを楽しまれるのも一興(!?)かもしれません。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AF%E3%81%A0%E3%82%8C%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE-Z%E4%BC%9A%E3%83%9A%E3%83%96%E3%83%AB%E9%81%B8%E6%9B%B8-5-%E6%9D%BE%E4%BA%95-%E3%82%84%E3%82%88%E3%82%8A/dp/4879153397
追記:発行は来週明け位になるとのこと、みなさまよろしくお願いいたします。
追記2:立命館大学生存学研究センター 編<生存学>のHP内に、『フェミニズムはだれのもの?』の紹介ページを作っていただきました!
http://www.arsvi.com/b2010/1004ff.htm
「生存学」vil.2には、フリーターズフリー2号、そして今回の対談集にも登場される村上潔さんの論文『「主婦性」は切り捨てられない――女性の労働と生活の桎梏にあえて向き合う』が掲載されています。http://www.arsvi.com/m/sz002.htm#1
本年もよろしくお願い致します
昨年は残念ながら3号を発行することが出来ませんでした。
取材にご協力いただいた方、原稿を既に送ってくださった方、発行をお待ちいただいている方、この場を借りてお詫び申し上げます。
今年こそ、しかも早めに!3号発行します(その前に「対談集」が出ます。こちらもぜひぜひご期待くだされば幸いです)。
さて、FF2号の巻頭討議に出席いただいた白崎朝子さんの『介護労働を生きる』が平和・協同ジャーナリスト基金賞の「荒井なみ子賞」を受賞されました。おめでとうございます。
下記のイベントにも登場されるとのことです。
<<第6回 映像とお話の会 @高円寺素人の乱>> 予告
☆ 2010・1・16 土曜
☆ 高円寺「素人の乱 12号」 19時
[おめでとう!!白崎朝子さん『介護労働を生きる』受賞]
平和・協同ジャーナリスト基金賞の「荒井なみ子賞」を受賞しました!
「鶴が自分の羽むしり」織り上げた あの反物とおなじです。
介護労働の現場で苦楽をともにする仲間への熱い思いの結晶です。
2010年寅年年女の 朝子さんの次の1冊への熱い思いをはなしてもらいます。☆ 過剰姉妹母プロデュース
☆ 会費 500円ー食事つき
☆ 祝辞受付 yhj01340@nifty.com
『貧困を考えよう』岩波ジュニア新書刊行のお知らせ
フリーターズフリーのメンバーでもある生田武志さんの新刊の紹介です。
(生田さんからのメールを転送させていただいています)
10月20日、岩波ジュニア新書から『貧困を考えよう』という本を出しました
。
(240ページ・定価 819円)
貧困問題全般を扱っていますが、3分の1を「子どもの貧困」に費やしています
。
東京都福生市の児童館で行なわれた「子どもための炊き出し」、釜ヶ崎にあった
「あいりん小中学校」、こどもの無保険問題、西成区で行なわれている子どもた
ちの困難なケースに対応する「ケース会議」など。
そして、後半は貧困問題全般についてかなり包括的に触れています。
この本では、西成区の中学校、高校の教員の方、福生市の児童館の職員、
ピアノ講師、脳性マヒの方、外国人支援の方たちなどに話を伺い、そのインタビ
ューをしてその一部を使っています。
ジュニア新書ですが、内容としては高校生から教員対象の本になりました。
子どもの貧困をはじめ、様々な現場での取り組みや問題を伝える内容になってい
ると思っています。
よろしければ、ご一読ください。■目次
1章 二人のひろし
2章 日雇労働者の貧困――あいりん小中学校
3章 子どもの貧困
4章 大阪市西成区で
1 ケース会議/2 反貧困の教育
5章 激化する貧困
6章 貧困の解決のために岩波書店ホームページでの紹介
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0910/500638.html
また生田さんの個人HPにも本に関するコメントが掲載されていました。
猛暑より熱く〜結局ハケンは変わらない?オンナ・ハケンの乱第1弾〜
下記、派遣労働の規制強化を求める賛同人がじわじわと増しています。FFブログも一部修正してあります。
詳細は、働く女性の全国センター(ACW2)HP、または女性と貧困ネットワークブログをごらんくださいませ。(090815記)
女性の貧困を放置したことにより―おそらくそれは「寄せ場」と呼ばれる場所を
社会構造化し、放置してきた現実とも共通している部分がありつつ―、いわ
ば女性の労働条件が性別・年代を超えてゆきわたった。それがまさに現状であり
、また今後「専門26業種」をのぞくといった「例外」を許してしまえば、そこか
らまた問題が発生することは想像に難くありません
性別・年齢を超えた皆様の賛同をお待ちしております。フリーターズフリーも賛同団体として名前を
出します。
★賛同団体・賛同人を追加いたします。なお、本日8月5日にデモを行います。
〜猛暑より熱く〜 結局ハケンは変わらない?オンナ・ハケンの乱 第1弾 〜
★規制を強めると派遣労働の仕事がなくなるって、人材派遣会社はいうけど、ほ
んとにそう?
★派遣じゃなくて直雇いすればいいのに、どうしてダメなの?(ハケン会社が潰れるから?)
★派遣先も「マージン」払えるくらいなら、働いている「人」にお金を払うべきなのでは?
年末年始の派遣村の衝撃から、まだ半年と少ししかたっていないのに、与野党の派遣法案は廃案となり仕切りなおしとなりました。派遣業界は規制阻止の動きを活発にしています。
政権交代が叫ばれる中で、その動きは民主党議員にも働きかけがされていると新聞で報道されました。さらに派遣の問題において、多くの女性が担ってきた事務作業・介助の仕事については廃案となった派遣法案のなかですらほとんど注目されていません。
そもそも派遣村にまで発展した「派遣」という働き方は多くの女性達が担ってきた派遣の問題を棚上げし拡大した結果起こったものです。レンタル商品のような扱いを私たちは、黙って、もう見ていることはできません。下記のような行動を呼びかけます。
労働時間が終われば一刻も早く職場を飛び出したい、そんな思いを抱えている私達にとって労働についての行動することはとても勇気が要ります。
ひとりの力は弱くても、集まることで希望が生まれます。人生で多くの時間を費やす「労働」の場がこれ以上酷くならないように力を合わせましょう。
■派遣労働の規制強化を求める10万人 署名活動に協力をしてください。
人材派遣協会は100万人の規制強化阻止の署名集めをしていると言われています、私たちは当面10万人を目標に規制強化を求める署名集めをしましょう。
人材派遣協会の署名活動反対の呼びかけビラ (どんどん転送してね)
http://files.acw2.org/hakougi.doc
規制強化を求める署名用紙 第1次 締め切り 8月31日です。
下記をダウンロードして、どんどん印刷して友人に署名してもらって下さい。
http://files.acw2.org/hasyomei.doc
署名送り先:働く女性の全国センター(ACW2)
151-0053 東京都渋谷区代々木1-19-7横山ビル1F 電話03-5304-7383
■インターネット署名のアドレス。
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署名プロジェクト名:派遣労働の規制強化を求める請願署名
署名プロジェクトURL:http://www.shomei.tv/project-1200.html
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■ 怒りの一言 大募集 送付先 FAX 03-5304-7379/mailto: office@acw2.org
第1次 締め切り 8月31日です。
■ 8月5日(水)人材派遣協会に抗議申し入れ行動
怒りの女性派遣労働者 コスプレパレード
共催:女性と貧困ネットワーク 働く女性の全国センター(ACW2)
13時〜14時 人材派遣協会の署名活動に抗議 !!怒りの集会
東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号 東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号
飯田橋駅から
JR中央・総武線「東口」より徒歩7分
都営地下鉄大江戸線・東京メトロ有楽町線・南北線「A2出口」より徒歩7分
東京メトロ東西線「A5出口」より徒歩3分
水道橋駅から
JR中央・総武線「西口」より徒歩5分
九段下駅から
東京メトロ東西線「7番出口」より徒歩8分
東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄新宿線「3番出口」より徒歩10分
http://www.tokyoshigoto.jp/shisetsu.php?page_id=150
14時45分〜15時 女性の派遣 コスプレパレード
(コール 大募集!!)
仮面でもOK パレード
16時〜 人材派遣協会 申し入れ行動 予定
■ オンナ・ハケンの乱(派遣法規制実現まで 続くキャンペーンです)
賛同団体・個人を、どんどん募集しています。
賛同します。
団体名 公表OK NO 連絡メールアドレス
個人名 公表OK NO 連絡メールアドレス
********じわじわ、ひろがっています************
■ 呼びかけ団体 働く女性の全国センター
女性と貧困ネットワーク
■ 呼びかけ人 脇田滋(龍谷大学法学部 派遣労働者の悩み100番)
■ 賛同団体
北海道ウィメンズユニオン / 有限責任事業組合 フリーターズフリー / 女性と政治キャンペーン広島 / アルバイト・派遣・パート関西労働組合 神戸事務所/ オルターナティブズ 代表 二瓶一夫 / 女性ユニオン東京 / アジア女性資料センター / NPO法人 しんぐるまざーずふぉーらむ / 派遣労働ネットワーク・関西 / セクシャルハラスメントと斗う労働組合ぱあぷる / ふぇみん婦人民主クラブ /NPO法人自立生活サポートセンターもやい/ 働く女性の人権センターいこる /労組ジーケーアイ ユニオンぼちぼち(関西非正規等労働組合)/ ワーキングウィメンズヴォイス/ペィ・エクエティ・コンサルティング・オフィス(PECO)/女性ユニオン名古屋/おんなのホットライン・ふくしま
■ 賛同個人
熊田一雄、イダヒロユキ、平井紀子、藤井豊味、加藤和博、奥山たえこ、酒井信、太田光征、永戸千草、丹羽雅代、大村正人、さとうしゅういち、野本ゆかり、赤石千衣子、伊藤みどり、栗田隆子、山口かおり(NPO法人自立生活サポートセンターもやい)、荒川茂子(便利屋あうん)、小川みさ子、東本高志、竹森真紀、山岡晶子、林田力、永野勇、能勢充希、藤井かえ子(神戸YWCA)、岡晃子、永瀬ユキ、杉村和美、田中かず子、佐崎和子、脇田滋、家本めぐみ(ダドルわかやま)、湯浅誠(反貧困ネット事務局長)、兼高利枝子、河添誠(首都圏青年ユニオン)、雨宮処凛、高村幸子(公務非常勤職員)、岡田貴恵、中村研(なにわユニオン)、湯澤直美、浅尾大輔、周藤由美子 市場恵子、杉田真衣、南野真左人、内山智絵、大野克彦、なすび(山谷労働者福祉会館)、服部雅美、庄野真代、吉岡力(パナソニックPDP事件原告) いちむらみさこ、白崎朝子(元グッドウィル派遣ヘルパー)屋嘉比ふみ子、黒澤清美、首藤久美子、大理奈穂子、坂喜代子、板倉由実、秋池智子、丸山里美
(順不同 8月15日現在)
〜転送・転載ここまで〜