FreetersFree2009-06-25

FFとは直接関係はありませんが、「フリーター論争2.0」のなかでも話題となった、「寄せ場(と呼ばれる場所)のなかの女性差別」の問題、社会構造の中の「性」にともなう種々の暴力、さらには男性のみならずその構造をときには支えてしまう「女」性の位相、等々を言挙げするトークイベント・パフォーマンスが横浜・寿町で行われます。

足をお運びいただきましたら幸いです。ちなみに「無料」です。


交流学習会「女性と貧困」
〜過剰姉妹の陰謀! 女性と貧困をほえる!〜
日時:2009年6月27日(土) 午後2時〜
場所:寿生活館4階会議室
 (JR石川町北口下車・徒歩5分。横浜市中区寿町3−12−2)
問題提起者:覆面ユニット「過剰姉妹」
主催:寿支援者交流会(045-641-5599・高沢)
<内容の詳細>
「女性と貧困」・・・「女性は世界の労働の三分の二を行っているにもかかわら
ず、収入は5%でしかなく、資産は1%にも及ばない」(ILO:国際労働機関)とい
う声明、そして「女性の約54%が非正規労働者として、正規男性の約40%の低賃
金で働いて」いるという事実は(女性たちの中においても)どれだけ知られてい
るでしょうか?
そうであるにもかかわらず、「派遣村」でも女性はきわめて少数、「寄せ場」「
路上」といわれる場所においても、やはり女性達の姿はなかなか見えてきません

女性の貧困の原因は「社会的暴力」だといわれます。社会的暴力とは、日常的で
匿名的な暴力、つまり「日々生きている中で空気のように入り込んでいる暴力」
です。この暴力と「女性の貧困」という現状は密接にかかわっているといわれま
す。「日常におきる匿名的な暴力」だからこそ女性自身も含め、我々はその暴力
性に気がつくことが難しく、その暴力を支えてしまうことすらあるといえましょ
う。
この暴力の連鎖を解き放ち、「性」によって分断されない生き方を皆さんと考え
ていければ、幸いです。
<プロフィール>
・過剰姉妹〜イマノキヨコ&バババ
寿支援者交流会からの依頼前後に突如生まれた覆面ユニット。女性と貧困の関係
をさまざまな位相で明らかにすべく、顔以外のいろいろなものを晒していく予定

・バババ
渋谷の路上や公園にたむろし、車座になって座り込み、あちらこちらに場を作る
。黒い顔に化粧し、爆発したような髪、過剰に靴底が高い靴を履いている。プチ
家出どころか、家を出て6年。脱セクシー、脱カワ、「渋谷系バババ」。いちむ
らみさことは、何の関係もないが、バババは男中心のストリートカルチャーに反
発し、過剰なファッションと反体制な行動が一体となって、街に出没している。
・イマノキヨコ
性問題込みで自分の置かれた状況に取り乱しを通り越し強迫気味の、独身・独居
フリーター女性。右手の中指ではなく、なぜか左手の薬指を突きあげ、"FXXX"(
ふっっっ)というのが口癖。栗田隆子によく似ているといわれるが、本人は「別
人」と否定。詳細は不明。上はヘルメットにサングラス、下はなぜか「運動」着
と称して体操服とブルマーを着用。体中に内出血状の無数の文様あり。

6月のフリーターズフリー関連のイベント

6月の13日(土)・14日(日)とフリーターズフリー関連のイベントがあります。どちらも趣き深いイベントなので、ぜひぜひ!お越しくださいませ(それぞれ関西・関東で行われるものなので両方出るというのは難しいものがあるかもしれませんが・・・)。
ちなみに14日の、「アリとキリギリス」のキャッチコピーは、正直にお話しすると、ユニオン・エクスタシーこのチラシhttp://kyototto.com/image/extasy.pdfから栗田が関係者の皆様を巻き込んでパクリ・・・もとい感銘を受けたものです。このような連動した感じで関われるのがうれしい。皆様よろしくお願いいたします。そういえば余談ですが、働きアリの中の2−3割はあんまり働いていない、という話を知人から聞いたことがあります。で、その3割を取り除いてまたしばらく置いておくと、その中のまた2−3割くらいはのんびりしてしまうんだとか・・・。どなたか、このあたりの正しい情報を知っている方がいらっしゃったら教えてくださいな。

日時:2009 年6 月13 日(土) 13:30〜16:30※(予定)
應典院寺町倶楽部第13 期会員のつどい開催記念シンポジウム
フリーターズフリー× ユニオンエクスタシー× 應典院寺町倶楽部>
井上 昌哉さん(ユニオンエクスタシー)小川 恭平さん(ユニオンエクスタシー)
生田 武志さん(野宿者ネットワーク代表) 杉田 俊介さん(ケア労働者・ライター)
大澤 信亮さん(批評家)
【コーディネーター】
山口 洋典(應典院寺町倶楽部事務局長)

※終了後ロビーにてワンコイン(500 円)交流会を開催させていただく予定です。
場所:應典院本堂ホール 参加費:500 円(應典院寺町倶楽部会員)1,000 円(一般)
申込:できるだけ下記のweb からお願いいたします。
http://uemachi.cotocoto.jp/event/30409
 問合:應典院寺町倶楽部 TEL 06-6771-7641 FAX 06-6770-3147 E-mail info@outenin.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
         Cafe Mix(ごちゃまぜカフェ) vol.8 
 
   労働と性
   ―アリもキリギリスも生きていける社会はつくれるのか
  …………………………………………………………………
         お話:鈴木水南子さん&栗田隆子さん
               主催:フェミックス

 【日時】6月14日(日)14:00〜
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

「女は仕事ができなくても、結婚するか、セックスワークができるからいい」と
言われ、どちらもそんなに簡単にできるものではない…と違和感を感じつづけて
きたという栗田隆子さん(フリーターズフリー)。

自分はセックスワークはできる、でも性が正当に扱われていない今のこの世の中では、あえてそれをしたくないと、看護師の仕事に転身した鈴木水南子さん。

数少ないパイを奪い合うような仕事はしたくない、
アリもキリギリスもともに生きられるような社会を望む二人が、
これまでつなげて語られることがなかった、
女性の<貧困>と<セクシュアリティ>の問題を同時進行で語るなかから何が生まれてくるか、
参加してのお楽しみです。



【お話】鈴木水南子さん&栗田隆子さん
 プロフィール
 *鈴木水南子…元セックスワーカー。現在は看護師。シングルマザー。
  1997年より「現役・元セックスワーカーのためのピアカウンセリング」主宰。
  著書に『買春と売春と性の教育』(共著・十月舎)、ほか。
  現在、『くらしと教育をつなぐWe』(フェミックス)に、
  「取り乱し アフター風俗の日々」を連載中。

 *栗田隆子さん…有限責任事業組合フリーターズフリー組合員・
   女性と貧困ネットワーク呼びかけ人。連載、論文多数。
   『くらしと教育をつなぐWe』154号(08年6/7月号)にインタビュー「いいかげんであろうと思った--修道院と『フリーターズフリー』」掲載。
    
【日時】6月14日(日)14:00〜16:00(13:30開場)
【定員】25人 *要申込
【参加費】We定期購読者2000円、一般2500円
【場所】フェミックス事務所
 〒102-0073 千代田区九段北1丁目9-5 朝日九段マンション508号
 (東西線半蔵門線・都営新宿線 九段下下車・徒歩5分)
 ※ホテルグランドパレスの向かいです(3番or5番出口、東西線7番出口)
 
【参加申込&お問合わせ】フェミックスまで 
 メール info@femix.co.jp
 TEL 03-3511-0028 FAX 03-3511-0029

●メールやファックスは、下記のフォームで送信してください。
 …………………………………………………………………
※2009年6月14日(日)CafeMix vol.8
「労働と性―アリもキリギリスも生きていける社会はつくれるのか」に申し込みます。

・お名前
・ご所属
・電話
・ファックス
・E-MAILアドレス
…………………………………………………………………

『くらしと教育をつなぐWe』は隔月でフェミックスが発行しています。
 http://femixwe.blog10.fc2.com/

東京プライドフェスティバル

急遽、東京プライドフェスティバルにブースを出させていただくことになりました。
当日のお知らせで申し訳ありません。行ってまいります!

2009年5月23日(土)
開催時間:広場10:30〜18:00
場所:代々木公園イベント広場

http://www.tokyo-pride.org/festival/event.html

文学フリマ

5月10日(日)の第8回文学フリマに出店します。ブース名は「葬&ロスジェネ&フリーターズフリー」(G−16)。おもだか大学さん編集の話題のお葬式ミニコミ「葬」との異色のコラボ。

お葬式DIY(Do It Yourself)を標榜する「葬」との接触により、労働運動のステージはついに禁断の「死」の領域へ突入するのか? という話はさておき、自分でメディアを作るというのはFFの原則でもあるわけで、今回も新たな自生的言論空間に出会えるのを楽しみにしています。

創刊号は3刷で5000部となりました

フリーターズフリー1号は、3刷となりました。初版とあわせて5000部となります。
皆様の支えでここまで歩むことが出来ました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。ご購入いただいた方、口コミで広げてくださった方、個々人で多めに下って配布してくださった方・・・ほんとうにありがとうございました!

ちなみに2号は、1号に比すると売り上げとしてはまだまだなのだとか・・・。このあいだ都内の某書店の棚を見ると、確かに1号ならびにフリーター論争2.0はあるのだけれど、2号がどこにもなくジェンダーフェミニズムの棚にもありませんでした・・・。女性の労働問題は非正規雇用問題のコアとして、つなげて考えていくという視点を共有することで、社会の根本を変容をさせていく・・・その原動力の一つにFF2号(もちろんFF1号も)がなっていければと思っています。

フリーターズフリーvol.02の巻頭セッションに参加してくださった白崎朝子さんの本が4月3日に現代書館より
発行されます。
フリーターズフリーメンバー杉田俊介も帯に推薦文を書いております。
お手にとっていただければ幸いです。

http://www.gendaishokan.co.jp/new01.htmより転載

介護労働を生きる
 公務員ヘルパーから派遣ヘルパーの22年

4月上旬発売予定

白崎朝子 著
四六判上製 208頁 
定価1600円+税

ヘルパー不足のなか派遣切りされた人を介護にシフトする案が出ているが、介護労働はそんなに単純なものではない。自身と7人の介護労働者の経験から、混沌の介護現場を支える介護労働者の未来を展望する。杉田俊介氏推薦。

[著者紹介・編集担当者より]
著者は、措置時代に公務員ヘルパーとして働き、介護保険導入後一旦退職。その後グットウィルの派遣ヘルパーとして在宅介護、グループホームデイケアサービスで働いた、ヘルパー経験22年のシングルマザー。(猫)

京都大学非常勤職員・ストライキ

京都大学の時間給職員の雇い止め(100人!)に反対し、ユニオン・エクスタシーストライキを行っています。
私も同じ立場で働く者として、賛同表明をしました。

民間企業の派遣雇い止めと同様(判例が少ない分労働者としての認知が薄い)、「官製ワーキングプア」と呼ばれるこの「雇い止め」の事態を皆さんに知って頂けたらと思います。
また、あちこちで「派遣雇い止め」に反対の動きも出ています。(こちらもユニオン・エクスタシーのブログに掲載されているものをご覧ください)。
国立情報研究所での裁判も含め、今後公務員の非常勤問題は重要なテーマとなるとおもいます。公の財政縮小という際にまっさきに切られるのが非常勤の人件費もとい「物件費」とならないために。(栗田)