JUNKU連続トークセッション フリーターズフリーのつくりかた

8月2日の夜7時〜、ジュンク堂書店池袋本店で上のタイトルのトークセッションを生田武志大澤信亮栗田隆子杉田俊介で行ないました。
内容は、
【1】01号刊行後の状況について 
出版後の反響について。メディアの反応。売れ行き。読者からの反応。など。また、イベントのこれまでの経緯について。(栗田)

【2】刊行を通して見えてきたもの
LLPとは何か。その意味を改めて解説。出資・企画・編集・会計などを含めた協同作業。(生田)
出版流通に関する問題。中間マージンのこと(派遣労働・ジャスラック・取次など)。『重力』『新現実』のこと。さらに、朝日新聞の件。(大澤)
今後の運動の多様なありかたを探る。(杉田)
浅草イベントの経験。野宿者と若者貧困層がなぜ分断されているのか。今後の貧困の連帯について。(栗田)

【3】2号以降に向けて。今後FFはどんな場であるべきか。
(枕的に)FFの表紙はなぜ男か?(『生きさせろ!』の表紙も男。)(生田→栗田)
2号は栗田・杉田が責任編集の予定。2号では女性問題をますますやりたい。(栗田)
FFが労働と芸術・文化を同時に問う雑誌であること。論争について。(杉田)
2号以降のFFについて。(大澤)

会場からの質問では、朝日系列(ヘラルド朝日)の契約記者をしていて、一方的に契約更新を4回まで(つまり4年間)と朝日側から定められ、それに抗議したところ解雇された事件で裁判を闘っておられる方からも発言がありました。
セッションのあと、参加者のみなさんとも一緒に近所の喫茶店に行き、11時までいろいろ語り合いました。
以前のイベントのあとの打ち上げで、参加者の方から「打ち上げのたびに3000円とか5000円かかるのは負担が大きすぎる。低収入の人たちが多く来るはずなのに、そういう設定はどうなのか」という指摘があり、フリーターズフリーの組合員で話し合いました。その結果、比較的出費が安くすむ「喫茶店」という選択を行ないました(「カラオケボックス」で語り合うというアイデアもありましたが、夜の時間帯はかなり高くなっていたので、あきらめました)。
何度かにわたった「フリーターズフリー」創刊イベントは、とりあえずこれで終了となります。わたしたちは、これから「2号」に向けて活動を始動させていくことになります。