イベント第三弾終了(栗田)

昨日6・30(土)台東区民会館〜隅田川テラスで行われた
フリーターズフリー創刊イベント第三弾
「さあ、浅草で群れよう。---隅田の仲間達&フリーター 」
が無事終了しました。

台東区民会館の会場には40名以上、そして隅田川テラスには50名以上とこちらの予想以上に参加頂き、とても和やか、かつ、まったりとした集まりとなりました。各自話したい人が話し合えて、一方的に話す人と聞く人が分かれることのない集まりとなったのではないでしょうか。
雨もちょうど終わる頃に降り始め、名残を惜しみつつの解散となりました。

東京のみならず各地方(東北・甲信越・山陰・関西地方等)から来てくれた研究者、学生、その他の方々、そしてもちろん「フリーター」、路上生活者の支援活動に従事されている方、なかには口伝にこの企画を知り、高校の社会科の課題としてフィールドワークをしにきた高校生の方もいました。

大阪から話に来てくれた中桐さんには「フリーター」と「ホームレス」が長居公園テント小屋の強制排除の際に「ガードマン」と「公園の住民」として分断させられていく酷さを、そしてそれを超えようとする営みをお伝えいただきました。また一緒に来られていたYさんからはいわゆる住民票というカタチで表される「住む」営みが奪われる過酷さを確かな口調で教えていただいたと同時に、自分は確実に『住んでいる』つまり『生きている』その事実を伝えようとする強さと、明るさを同時に感じさせていただきました。

おだやかに見守り、当日の準備に参加し、そしてイベントにも快く参加してくれた隅田の仲間達と、フリーターズフリーに関わりイベントの準備と同時に隅田の状況を説明してくださった吉田亜矢子さん、そしてさまざまなサポートをしていただいた「Mちゃん」ことYさん(←この方がいなければこのイベントは成り立ちませんでした!!!)に、改めてこの場を借りて感謝申し上げます。また山谷労働者福祉会館の方々にはカレーライスを準備頂き、さらには当日配布してくださった「山谷から」No.118にもフリーターズフリーを取り上げていただきましたこと改めて御礼申し上げます。
最後に。この企画はカンパ制で行いましたが、お金と同時に「分け与える心」を貰ったように思います。こういうときにこんなつたなく、そして陳腐な表現しか出来なのですが。
「ほんとうにいいんですよ」と何度も言っても、「見得張らなくていいのに」などと冗談めかして言っても、「俺は見得なんて張らないよ」と半ば私の手に押し込むようにくれたお札の熱さを忘れられません。そして「また来てね」といってくれた言葉のどうしようもない、そのぬくもりを。